だんだんと気温も上がり、夏の訪れを感じつつある今日この頃。そんな暑苦しい夏に外せないのがプールです。
毎年、学校の授業や市民施設などで多くの人がプールを楽しんでいますが、新型コロナウイルスの収束が見通せない状況下の今年は不安な方も多いはず…。
この記事では、プールでの感染リスクと各施設の新型コロナウイルス対策がどのようになっているかを紹介します。
結論から言うと、プールそのもののリスクはそれほど高くありません。施設によって制限付きで開放しているところもあるので、ルールを守って利用する分には問題ないのではないでしょうか?
目次
プールでの感染リスク
プールの水を介した感染リスクは極めて少ない
結論から言うと、プールの水を介して新型コロナウイルスに感染する可能性はかなり低いです。
と言うのも、プールは厚生労働省によって衛生基準が設けられており、十分殺菌された水の中で泳ぐことになるからです。
一般社団法人日本スイミング協会によると、プールの次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌は非常に強力であること、また湿度を保つことによって、プール施設内は感染防止に優れた環境であり、感染リスクは極めて少ないものと正式にも発表されています。
参照元:「スイミングクラブにおける新型コロナウイルス感染拡大予防のためのガイドライン」一般社団法人日本スイミング協会
プールサイドや更衣室での密に注意
水を介しての感染リスクは低いですが、注意すべきなのはプール周辺での”密”です。
特にプールサイドや更衣室は大人数がマスクをせずに密集しやすい環境なので、感染リスクが高いといえるでしょう。他人とのソーシャルディスタンスを保つことを心がけ、時間帯をずらして空いている時に行ったりと人と密集しないように気をつけることが大切です。
各プール施設のコロナウイルス対策
一般社団法人日本スイミング協会では、感染拡大防止の為に各プール施設に主に以下ような新型コロナウイルス対策を呼びけています。
- 対人距離の確保
- 換気の徹底
- ごみの処理
- 消毒の徹底
- イベントへの対応
- 来館者の制限
- 検温の実施
そんな中で、営業停止を決断する施設もあれば、徹底した対策をしてプールを開放する施設もバラバラと出てきています。
公共プール
多くの施設が当面の間、プールを開放停止処理をしていますがいくつかの施設では営業再開が発表されました。
葛飾区総合スポーツセンターでは、2020年6月1日から制限付きで営業を再開しました。
スタッフのマスク着用はもちろん、検温や消毒の徹底、さらに50人までの制限付きで2時間制で営業します。
目黒区立区民センターでも保健所による指導のもと、7月からプールを開放予定です。
各公共施設の公式ホームページにて営業有無情報が掲載されていますので確認が必要です。
学校のプール
小学生や中学生にとって夏のプールの授業は大きな楽しみの1つですよね。そんなプールの授業も今年は見送る学校が多いようです…。
しかし、一部の学校では対策をしながら水泳の授業を実施しているところも!福島市の三河台小学校では、人数を例年の半分に減らしてプールの授業を実施しました。
参照元:コロナ対策してプール授業 福島の小学校(NHKニュース)
学校でのプールの授業は各自治体・学校の方針によって実施有無が異なるので各自確認が必要です。
ホテルのプール
夏のナイトプールなど、若い女性に大人気なのがホテルのプールですよね。
さすがに人が密になるナイトプールは無理ですが、ホテル ニューオータニでは以下のような対策をした上で宿泊客に対して完全予約制でプールを開放しています。
- 受付での検温実施
- ロッカー、シャワールームのご利用制限
- 1日3部制の完全予約制とすることで密の回避
- 椅子やテーブル等の備品の消毒を徹底管理
- ゆとりを持ったデッキチェアの配置レイアウト
他にも、東京プリンスホテル ガーデンプールやグランドハイアット東京など様々なホテルが安全性をPRしながらプールを開放しています。
私も今年すでに何度かホテルのプールに行っていますが、人数制限されているので人との距離を保ちながらプールを楽しむことができました。掃除の回数も多くて清潔に保たれているので個人的にもおすすめです。
プール施設のコロナ対策まとめ
東京サマーランドやとしまえん は今年のプールは当面の間は休園すると発表したりと、営業実施の有無は施設によってバラバラですので、気になった施設には各自問い合わせをしてみましょう。
営業情報はもちろんですが、その施設がどんなコロナ対策をしているのかも聞いておくことをオススメします。
私のおすすめは「ホテルのプール」です。予約制だったりしっかり人数制限をしてくれるので、安心感があります。
Booking.comなどのホテル検索サイトでは「プール付き」のホテルが条件検索できるので探し見てみてください。
しっかり対策をして、安全に夏のプールを楽しみたいですね!